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在宅診療の方針
在宅診療とは何らかの事情(寝たきりなどさまざまの身体障害、重度の認知症など)で通院が困難で自宅で療養を行っている患者さまして定期的に診察、検査、治療を行うことです。主に慢性の疾患、進行性の疾患が対象になり、急性疾患に対する往診とは区別されます。がんなどの末期を在宅で過ごすための緩和ケアも行っております。
原則として月に2~4回の訪問を行います。病状の急な変化の場合などは往診として対応いたします。また、訪問看護と組み合わせることも可能です。費用はもちろん保険の適用となります。
基本的には通院による治療が望ましいと考えていますが、患者さまと介護をされる方の希望があれば医学的判断に基づいて在宅診療をおこなっております。それ以外の慢性期疾患、寝たきり状態、末期がん状態については快く在宅医療を引き受けております。
患者さまの希望に添った形の医療をすることが在宅医療の基本方針であると考えており,そのために地域の訪問看護ステーションならびに訪問介護ステーションなどと連携を取っております。
現在、医療機関に通院中、入院中の方は、主治医、あるいは病院の相談室の方に訪問診療の希望があることをまずご相談ください。
緊急の場合は『024-525-4561』へお電話ください。
在宅診療の対象となる患者さま
難治性疾患、重度の認知症、がんなどのために寝たきり状態になった方、お子さまからご年配まで診ております。ただし、在宅医療は緊急往診の必要性もあるために、診療所からご自宅までの距離によってはお引き受けできない場合もあります。
在宅診療の対応内容
採血、注射(皮下、筋肉、静脈)、点滴(末梢、中心静脈)、経管栄養(経鼻、胃瘻、腸瘻の管理)、尿道カテーテル、酸素療法(在宅酸素、呼吸器管理)、喀痰吸引・吸入管理、創処置(褥創、その他)、以上は当院において診療しています。
疼痛管理
通常の鎮痛剤のほかに、モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬を使用(経口、坐薬、経静脈、持続皮下注など)して痛みをコントロールし、在宅生活ができるだけ苦痛なく送れるようにします。
サポート体制
当院は24時間在宅支援診療所としての届け出をおこなっております。
在宅診療を担当している患者さまの診療は24時間体制です。
在宅看取り
介護されるご家族のご相談にも応じております。
連携体制
訪問看護、訪問リハビリ、その他介護保険を利用しての訪問入浴、訪問介護等とも密な連絡体制をとっています。ケアマネージャーとも連携し医療・介護を含めたチームとして対応していきます。